短期間ダイエットの危険性

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ダイエットというのは本当に辛いもので、できることなら短期間で理想的に痩せたいと誰でも願うでしょう。

しかし短期間ダイエットは失敗やリバウンドの可能性が高いことと、体に障害が起こる危険性を含んでいますので、よほどの理由が無い限り、短期間ダイエットは避けた方が良さそうです。

まず、リバウンドなどの失敗がなぜ起こるのかを考えましょう。

人間の体というのはうまくできていて、暑さや寒さによる体温の上昇や低下、体重などの増減が急激に変化すると、脳が生命の危険性を感じて元の状態に戻して生命維持しようとします。

短期間ダイエットで急激に痩せた場合などはまさにこの状況に当てはまります。

体重が急激に減少したために、脳が危険を察知して元の正常な状態に戻そうとします。

ですから短期間ダイエットを止めたとたん、リバウンドが起こります。

さらに炭水化物などをまったく摂取していない食事ダイエットなどを続けていた場合には、脳が栄養不足で麻痺状態になっていますから、元の体重に戻した後もカロリーを蓄えようとします。

リバウンドで元の体重よりも太ったりするのはこれが原因のひとつです。

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そして短期間ダイエットの危険性は「過食症」や「拒食症」、さらに「睡眠関連摂食障害」など、体に障害が起こる可能性があることです。

短期間ダイエットで極端な食事制限をした場合などは、ダイエットを止めたとたんに麻痺状態の脳が暴走して、食べても食べても満腹感が得られない「過食症」になったり、極端な食事制限をしたため、逆に食物を一切受け付けなくなる「拒食症」に陥る危険性が高くなります。

さらに怖いのは、寝ている間に食べ物をあさって食べてしまう「睡眠関連摂食障害」です。

これは「過食症」とは違ってまるで夢遊病者のように、寝ているはずなのに無意識に食べ物を食べてしまう病気です。

これは以前テレビでも紹介されていた短期間ダイエットの危険性ですが、自分にはまったく覚えが無いのに、朝起きたら飲食したあとが残っていて、その時初めて自分が無意識に食べているということに気づくそうです。

冷蔵庫に鍵をかけても自分で鍵の場所をしっているため、無意識に冷蔵庫を開けて中の物を食べてしまうそうです。

「睡眠関連摂食障害」で怖いのは、普段ならアレルギー体質で食べられない物を食べてしまったり、あるいは食材では無いタバコやペットフード、台所洗剤などを飲食してしまうこともあるそうです。

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さらに怖いのは、無意識に運転をしてコンビニなどへ買い物に行ったり、あるいは無意識に台所で料理をして食べていたりといった症状が出ることもあるそうです。

「夢遊病」と勘違いしそうですが、「夢遊病」であればとりあえず家の中で済む可能性が高く、仮に外出しても運転などはしないでしょう。

しかし「睡眠関連摂食障害」は、重症になれば食べるために運転までしたり、火を使って料理までしてしまいますが本人は無意識ですから、当然、事故を起こす可能性や火事になる危険性もあります。

家族と生活している人であれば発見や治療もできますが、一人住まいの人ではその自分の病気を発見することもできない可能性があります。

無意識に大量の飲食をしているので、肥満・糖尿病・高血圧になったり、奇怪な行動をしていると自分で認識できてもそれを抑制できないため、うつ病になったりすることもあるそうです。

短期間ダイエットがもたらす危険性とは、「過食症」「拒食症」「睡眠関連摂食障害」、それに伴う「肥満」「糖尿病」「高血圧」「うつ病」などが上げられます。

ですから結婚式など、人生に於いてどうしようもない期間限定の時(勿論リバウンド覚悟で)以外は、危険性を伴う短期間ダイエットは避けた方が良いでしょう。

真剣にダイエットしたいのであれば、やはり無理せずコツコツと続けることが一番確実で、そして一番の近道みたいですね。